「高身長女性が、生きづらさを感じる世の中を変えたい」
「高身長女性が、自分にフィットするオシャレな服を、自由に選べる世界をつくりたい」
これがATEYAKAの理念です。
”目立たないことが美徳”とされる日本社会において、高すぎる身長は異質なもの扱いされ、排除される。
少々キツい表現ですが、日本に生まれ暮らす高身長女性は、多かれ少なかれそのように感じた経験があるのではないでしょうか?
「背が高いと、何でも似合って良いよね」
「モデルみたい。身長何センチあるの?」
「スポーツやってたの?バレー?バスケ?」
一見、羨ましがられるようで、好奇の目と紙一重な質問の数々。
街を歩いているだけで、見ず知らずのオジサンに「でかっ!」という心ない言葉を浴びせられる。
電車では、じろじろと頭の上からつま先まで見られる。つり革に頭を打つ。悲しい。
人並みにファッションを楽しみたいと思っても、
ちまたに売られているお洋服はどれを着てもサイズが合わない。
好きな服にトキメキを求めてお出かけしたはずなのに、
気がつくと、自分のサイズに合う服、着ることができる服を探す作業になっている…。
諦めて、トールサイズコーナーに足を運ぶと、
ベーシックで地味な色合いの服ばかり。しかも、それでもなお、丈が足りない。
サイズが合わない、選べない、何を着てもダサい。
それなのに、羨ましがられ、何でも似合うと思われるという、世間とのギャップ。
高身長女性を取り巻く問題は、実はとても根深いものがあります。
が、それを紐解くと、2つのことに集約されます。
1. 「フリーサイズ」に、着る人が合わせるという業界慣習
アパレルに限らないことですが、大量に作れば作るほど、1着あたりの製造コストを大幅に下げることができます。生地も、縫製も、少量だけ購入したり、作ってもらうと金額が跳ね上がります。
同じものを最低でも100着以上作らないと、とても市販で売られているような価格では製造できません。
そのため、どのブランドでも、より多くの人が着られるサイズのものが大量に作られています。
また、トールサイズなどは、ベーシックで好みが分かれず、長く売れるものに偏るため、地味なものがメインになります。
ATEYAKAは、この業界慣習に挑みます。マイノリティ、人口の3%しかいない高身長女性のためだけにサイズを1から作り、少量生産します。
標準のMサイズから、グレーディングといって、全体的に大きくしただけのLサイズやトールサイズとは、シルエットが異なります。
本来、158cmと180cmでは、バスト、ウエスト、ヒップの位置やサイズ、肩幅、ポケットの位置まで、すべて異なるのです。ただ単に丈を伸ばせば良いというものではありません。
ATEYAKAのお洋服を着れば、それだけで着痩せしてスタイルアップしてオシャレに見えるのは、高身長女性の体型を基準に、一からパターンを起こしているからです。
2. 「目立たないことが美徳」という日本文化
これだけ個の時代が叫ばれてもなお、日本という国は、飛び抜けて異質なものや、人と違うということを排除する文化が根強く残っています。
自分らしさや、強い個性があることが、どうして認められないのでしょうか。
高度経済成長期では、大企業が築いた仕組みを効率的に回すことが求められたため、多角的な視点よりも処理能力の高さが重要視されたかもしれません。
しかし、大量生産、大量廃棄する時代は終わりました。
日本の未来に明るい希望を見出すには、個性を認め合い、尊重しあえることが重要です。
そして、自己肯定感を得られる人が一人でも増えることで、この国を取り巻くどんよりとした空気を変えられると信じています。
ATEYAKAは、個の時代の象徴として、高身長女性が、生き生きと自分らしさを存分に発揮できる世の中を作ります。